9cm角の小さな作品だけれど複雑な感情を込めて作った作品。
板塀の節穴から小さな女の子(板塀の下に覗いている赤い靴
から)が自分が育てるつもりで拾ってきた捨て犬を何かの事情
で両親に反対され家の板塀の外の電灯の光の下に張り紙と共
に置き、可愛がってもらえる家にもらわれることを祈りながら覗
いている光景を再現したくて造った作品。
子供にとっては良い事でも現実社会で叶わないせつなさを感じ
とってもらえれば幸いです。
板塀を境にして、子どもの優しい気持ちと現実社会の厳しさを
隔てていて節穴を通してはじめて垣間見た現実社会の厳しさの
矛盾を表している。
私たちももう一度、童心に帰り節穴の向こうの世界から現実を
見直してみては良いのではないだろうか。
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